手汗・わき汗の治療薬

日本初の原発性手掌多汗症治療薬「アポハイド®ローション」が承認され、6月1日より処方可能になりました。臨床試験では発汗量が半分以下に改善した患者様の割合が約50%と有効性にも期待できそうです。これまで手汗の患者様には保険適応のお薬がなかったため、手汗にお悩みの患者様には朗報です。

汗に関するお薬といえば、原発性腋窩多汗症(わき汗)のお薬である『エクロックゲル』や『ラピフォートワイプ』は、すでにご使用になられている方も多くいらっしゃいます。

このたび、エクロックゲルは剤形変更により、より使いやすくなりました。ふき取りタイプのラピフォートワイプは長期処方解禁となりました。

手汗やわき汗の悩みはご本人にしか分からないため、日常生活の中で深刻にお悩みの方も多いと思います。

「アポハイド®ローション」は、手のひらの皮膚から薬剤が吸収され、交感神経から分泌される物質をブロックすることによって過剰な発汗を抑えてくれるお薬です。

ご使用方法は、1日1回寝る前にローションを5プッシュ両手に馴染ませます。そのまま就寝して起床したら手を洗うだけです。

手汗・わき汗でお悩みの方は、お気軽に医師へご相談ください。

※アポハイドローションの対象年齢は12歳以上です。